手指の痛みと変形
手指の痛みや変形は、日常生活に大きな支障をきたす辛い症状です。朝起きた時に手がこわばったり、指の関節が腫れて痛んだり、指が変形して動かしにくくなったり…。これらの症状は、年齢のせいだと諦めていませんか? 実は、手指の痛みや変形には、さまざまな原因となる病気が潜んでいる可能性があります。フローラ太田小通りクリニックでは、整形外科専門医が患者さん一人ひとりの症状を丁寧に診察し、適切な診断と治療をご提供しています。整形外科だけでなく、内科、泌尿器科も併設しているので、他の病気が原因で手指に症状が出ている場合も、スムーズに連携して診療を進めることができます。つらい手指の痛みや変形でお悩みの方は、我慢せずに当院までご相談ください。
手指の痛みの原因
手指の痛みは、日常生活の様々な場面で感じることがあります。原因も多岐にわたり、特定が難しい場合もあります。ここでは、手指の痛みを引き起こす可能性のある主な原因について解説します。
使いすぎ(腱鞘炎)
手指を酷使することで、腱や腱鞘に炎症が起こり、痛みが生じます。これは腱鞘炎と呼ばれ、特に親指側の手首に起こるものをドケルバン病、指の付け根に起こるものをばね指と呼びます。長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用、手作業の多い仕事などが原因となることが多いです。
加齢による変化(変形性関節症)
加齢とともに、関節の軟骨がすり減り、関節が変形することで痛みが生じます。これは変形性関節症と呼ばれ、手指の関節にも起こりやすいです。特に指の第一関節(DIP関節)に起こるものをヘバーデン結節、第二関節(PIP関節)に起こるものをブシャール結節と呼びます。
炎症性疾患(関節リウマチ)
関節リウマチは、免疫系の異常によって関節に炎症が起こり、痛みや腫れ、関節の破壊を引き起こす病気です。手指の関節も侵されやすく、左右対称性に症状が現れることが多いです。早期の診断と治療が重要となります。
外傷
転倒や事故などで手指を怪我した場合、骨折、脱臼、捻挫などを起こし、強い痛みが生じることがあります。
その他の原因
手指の痛みは、糖尿病、痛風、膠原病など、他の病気が原因で起こることもあります。また、原因不明の痛みもあります。
手指の変形の原因
手指の変形は、見た目の問題だけでなく、日常生活にも不便をきたすことがあります。ここでは、手指の変形を引き起こす可能性のある主な原因について解説します。
変形性関節症
上記で説明したように、加齢とともに軟骨がすり減り、関節が変形することで、指の形が変わってしまうことがあります。ヘバーデン結節やブシャール結節などが代表的です。
関節リウマチ
関節リウマチによって関節が破壊されると、指が変形したり、亜脱臼(関節がずれる)を起こしたりすることがあります。スワンネック変形やボタンホール変形などが代表的です。
デュピュイトラン拘縮
手のひらの腱膜が厚くなり、索状または結節状の硬いしこりができる病気です。しこりができると、指が曲がったまま伸びなくなることがあります。
マレット指
指を伸ばす腱が断裂することで、指の第一関節が曲がったまま伸びなくなる状態です。ボールが指先に当たったり、突き指をしたりすることで起こることがあります。
その他の原因
ガングリオン(ゼリー状の液体が詰まった腫瘤)が関節の近くにできると、関節の動きを妨げ、変形のように見えることがあります。また、腫瘍が原因で変形が起こることもあります。
手指の痛みや変形によって引き起こされる病気
手指の痛みや変形は、様々な病気の症状として現れます。ここでは、手指の痛みや変形を引き起こす可能性のある主な病気について解説します。
変形性関節症
加齢に伴い、関節軟骨が摩耗・変性することで、関節痛や変形が生じる病気です。手指では、指の第一関節(DIP関節)にできるヘバーデン結節、第二関節(PIP関節)にできるブシャール結節が代表的です。
関節リウマチ
自己免疫疾患の一つで、関節に炎症が起こり、痛み、腫れ、関節破壊を引き起こします。手指の関節が左右対称性に侵されることが多いです。進行すると、関節の変形や機能障害をきたすことがあります。
腱鞘炎(けんしょうえん)
腱鞘とは、腱を包むトンネル状の組織です。手指の使いすぎなどにより、腱や腱鞘に炎症が起こり、痛みが生じます。ばね指やドケルバン病などが代表的です。
手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)
手首にある手根管というトンネルの中を通る正中神経が圧迫されることで、手指にしびれや痛みが生じる病気です。特に夜間や明け方に症状が強くなることが多いです。
痛風(つうふう)
血液中の尿酸値が高い状態が続くと、尿酸が結晶化して関節に沈着し、炎症を起こします。足の親指に起こることが多いですが、手指の関節にも起こることがあります。
その他
上記以外にも、糖尿病、膠原病、感染症などが原因で手指の痛みや変形が起こることがあります。
手指の痛みと変形の治療法
フローラ太田小通りクリニックでは、手指の痛みや変形の原因となっている病気を特定し、患者さんの症状や状態に合わせて、適切な治療法をご提案しています。
保存療法
痛みを和らげるための治療法です。
- 薬物療法・・痛み止め(内服薬、外用薬)、湿布、関節リウマチの治療薬などを使用します。
- 装具療法・・指を固定する装具やサポーターを使用し、関節への負担を軽減します。
- リハビリテーション・・関節の可動域を広げたり、筋力を強化したりする運動療法を行います。当院では、リハビリセンター・フローラと連携し、専門的なリハビリテーションを提供しています。また、デイケア通所リハビリ、訪問リハビリも行っており、患者さんの状態に合わせたリハビリテーションが可能です。
- 注射療法・・痛みが強い場合、関節内にステロイド注射やヒアルロン酸注射を行うことがあります。
手術療法
保存療法で症状が改善しない場合や、変形が進行している場合、手術を検討します。
- 腱鞘切開術・・ばね指に対して、腱鞘の一部を切開し、腱の動きをスムーズにします。
- 関節形成術・関節固定術・・変形性関節症や関節リウマチで関節が破壊されている場合、関節の形成や固定を行います。
- 人工関節置換術・・関節の損傷がひどい場合、人工関節に置き換えることがあります。
当院の整形外科診療について
当院の整形外科では、日本整形外科学会専門医の資格を持つ医師が、手指の痛みや変形でお悩みの患者さんを丁寧に診察し、適切な診断と治療をご提供しています。レントゲン検査や血液検査などを行い、原因となっている病気を特定します。治療は、薬物療法、装具療法、リハビリテーションなどの保存療法を基本とし、必要に応じて手術療法も検討します。また、当院では、整形外科を受診した日に、内科、泌尿器科も一緒に受診できるため、他の病気が原因で手指に症状が出ている場合も、スムーズに連携して診療を進めることができます。
院長より
手指の痛みや変形は、日常生活に大きな影響を与えるだけでなく、放置すると症状が悪化してしまうこともあります。「年のせいだから仕方ない」と諦めずに、早めに専門医にご相談ください。フローラ太田小通りクリニックでは、患者さん一人ひとりの症状や状態に合わせた、最適な治療法をご提案いたします。どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。スタッフ一同、皆様が笑顔で快適な生活を送れるよう、全力でサポートさせていただきます。

