ダニアレルギー
ダニアレルギーは、ダニの死骸や糞に含まれるアレルゲン(アレルギーの原因物質)に体が過剰に反応することで起こるアレルギー疾患です。特に、室内に生息するヒョウヒダニやコナヒョウヒダニなどが主な原因となります。これらのダニは、人のフケや垢、食べ物のカスなどを栄養源として繁殖し、高温多湿な環境を好みます。そのため、一年を通して症状が現れることがありますが、特に梅雨時期から夏にかけてダニが増殖しやすいため、症状が悪化することがあります。
ダニアレルギーの症状について
ダニアレルギーの症状は、人によって様々ですが、主に以下のようなものが挙げられます。
鼻炎症状
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
結膜炎症状
- 目の痒み
- 目の充血
- 涙目
皮膚炎症状
- 皮膚の痒み
- 湿疹
- じんましん
呼吸器症状
- 咳
- 喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音)
- 息苦しさ
これらの症状は、ダニの多い環境にいるときや、寝具に触れたときなどに悪化することがあります。また、ダニアレルギーが原因で、気管支喘息やアトピー性皮膚炎などの疾患が悪化することもあります。
ダニアレルギーの原因について
ダニアレルギーの原因は、主に室内に生息するダニのアレルゲンです。具体的には、以下のものが挙げられます。
- ヒョウヒダニ
- コナヒョウヒダニ
- ヤケヒョウヒダニ
これらのダニは、人のフケや垢、食べ物のカスなどを栄養源として繁殖し、カーペットや布団、ぬいぐるみなどに多く生息しています。ダニの死骸や糞は非常に細かく、空気中に舞い上がりやすいため、呼吸とともに吸い込んでしまうことがあります。また、皮膚に付着することで、アレルギー症状を引き起こすこともあります。
特に、以下の環境ではダニが増殖しやすいため注意が必要です。
- 高温多湿な環境
- 換気が悪い部屋
- 掃除が行き届いていない部屋
- カーペットやぬいぐるみなど、ダニが繁殖しやすいものが置いてある部屋
ダニアレルギーの病気の種類について
ダニアレルギーは、様々な病気を引き起こす可能性があります。代表的なものとしては、以下の疾患が挙げられます。
アレルギー性鼻炎
ダニのアレルゲンが鼻の粘膜に付着することで、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が現れます。一年を通して症状が現れることがありますが、特にダニが増殖しやすい時期に悪化することがあります。
アレルギー性結膜炎
ダニのアレルゲンが目の粘膜に付着することで、目の痒み、充血、涙目などの症状が現れます。アレルギー性鼻炎と合併することが多く、日常生活に支障をきたすこともあります。
アトピー性皮膚炎
ダニのアレルゲンが皮膚に付着することで、皮膚の痒み、湿疹などの症状が現れます。アトピー性皮膚炎は、遺伝的な要因や環境的な要因が複雑に関与して発症すると考えられていますが、ダニアレルギーも悪化要因の一つとして知られています。
気管支喘息
ダニのアレルゲンを吸い込むことで、気管支が炎症を起こし、咳、喘鳴、息苦しさなどの症状が現れます。ダニアレルギーを持つ人が気管支喘息を発症すると、重症化しやすい傾向があります。
ダニアレルギーの治療法について
ダニアレルギーの治療法は、症状を緩和するための対症療法と、アレルギー体質を改善するための根治療法があります。
対症療法
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- 抗ヒスタミン薬
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、皮膚の痒みなどの症状を緩和します。
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- ステロイド薬
炎症を抑え、症状を緩和します。鼻炎の場合は点鼻薬、皮膚炎の場合は塗り薬、喘息の場合は吸入薬などを使用します。
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- 抗ロイコトリエン薬
気管支喘息の症状を緩和します。
根治療法
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- アレルゲン免疫療法
ダニのエキスを少量ずつ投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー反応を起こしにくくする方法です。皮下注射による方法と、舌下錠による方法があります。当院では、ご自宅で手軽に行える舌下免疫療法をおすすめしています。
日常生活での対策
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- こまめな掃除
室内のダニを減らすために、掃除機をかけたり、拭き掃除をしたりすることが大切です。特に、カーペットや布団は念入りに掃除しましょう。
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- 換気
室内の湿度を下げるために、こまめに換気を行いましょう。
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- 寝具の洗濯
布団や枕などの寝具は、定期的に洗濯しましょう。難しい場合は、布団乾燥機を使用したり、天日干しをしたりするのも効果的です。
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- ダニ対策グッズの使用
ダニ捕獲シートや、防ダニ加工の寝具などを使用するのも効果的です。
ダニアレルギーについてのよくある質問
Q1. ダニアレルギーは治りますか?
A1. ダニアレルギーを完全に治すことは難しいですが、アレルゲン免疫療法を行うことで、症状を軽減したり、薬の使用量を減らしたりすることが期待できます。また、日常生活での対策も重要です。
Q2. ダニアレルギーの検査はどのように行いますか?
A2. ダニアレルギーの検査には、血液検査と皮膚テストがあります。血液検査では、ダニに対するIgE抗体の量を測定します。皮膚テストでは、ダニのエキスを皮膚に少量注射し、反応を見ることでアレルギーの有無を調べます。
Q3. 子供がダニアレルギーなのですが、何か注意することはありますか?
A3. 子供は大人よりもアレルギー症状が出やすい傾向があります。こまめな掃除や換気、寝具の洗濯など、ダニ対策を徹底しましょう。また、アレルゲン免疫療法は、5歳以上のお子様から行うことができますので、ご相談ください。
院長より
フローラ太田小通りクリニックでは、ダニアレルギーに悩む患者さん一人ひとりに寄り添い、最適な治療法をご提案しています。当院では、アレルギー専門医が在籍しており、最新の知見に基づいた的確な診断と治療を提供しています。特に、ご自宅で手軽に行える舌下免疫療法に力を入れており、患者さんの負担を軽減しながら、アレルギー体質の改善を目指しています。
「もしかして、ダニアレルギーかも?」と思ったら、お気軽にご相談ください。当院では、アレルギー検査から治療、そして日々の生活におけるアドバイスまで、トータルでサポートさせていただきます。

