背中の痛み
背中の痛みは、肩甲骨の間や腰の上部、背骨の両側など、部位や痛みの性質によって原因が異なります。一過性の筋肉疲労によるものもあれば、内臓疾患や整形外科的な疾患が関係していることもあります。
フローラ太田小通りクリニックでは、整形外科・内科・泌尿器科の医師が連携し、背中の痛みの原因を多角的に診断・治療できる体制を整えています。
背中の痛みの原因
背中の痛みは以下のように、さまざまな病態が関係している可能性があります。
1. 筋骨格系の原因
- 姿勢不良(猫背、ストレートネックなど)
- 筋肉疲労や筋膜炎
- 背骨の変形(脊柱側弯症、加齢による変性)
- 圧迫骨折(特に高齢者)
- 椎間板ヘルニア(胸椎・腰椎)
2. 内臓疾患による関連痛
- 心筋梗塞(左肩や背中に痛みが放散することあり)
- 胆のう炎(右肩甲骨下の痛み)
- 急性膵炎(みぞおちから背中にかけての痛み)
- 腎結石・腎盂腎炎(背部から側腹部の痛み)
- 胃潰瘍(背中に放散することも)
3. 神経の異常
- 帯状疱疹(発疹が出る前に神経痛が起こることも)
- 肋間神経痛(ピリピリ・ズキズキした痛み)
4. 精神的な要因
- ストレスやうつ症状に伴う身体の緊張
- 自律神経の乱れ
背中は多くの神経や筋肉、内臓が関係する部位のため、総合的な視点での評価が大切です。
背中の痛みに関連する疾患
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原因 |
疾患の例 |
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整形外科的 |
腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、圧迫骨折 |
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内科的 |
胆石、膵炎、腎臓病、心筋梗塞 |
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感染性 |
帯状疱疹、尿路感染症 |
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神経性・その他 |
自律神経失調症、ストレス性筋緊張 |
特に内臓疾患が原因の痛みは「背中が痛いだけ」と見過ごされやすいため注意が必要です。
痛みの部位と特徴から分かること
- 右側の肩甲骨下部の痛み:胆のうのトラブル(胆石など)
- 左側の背中の痛み:心筋梗塞の放散痛
- 背骨の中央の痛み:圧迫骨折や脊柱疾患
- 肋骨周囲の鋭い痛み:肋間神経痛
- 広範囲の鈍い痛み:筋肉疲労、ストレス由来
日常生活での動作、睡眠姿勢、体の使い方がヒントになることもあります。
背中の痛みに対する診察・検査・治療
フローラ太田小通りクリニックでは、痛みの原因をしっかり見極めて、適切な検査と治療をご提案します。
問診と身体診察
- 痛みの場所、性質(鋭い・鈍い・ピリピリなど)
- いつから続いているか
- 姿勢や動作との関係
- 併発する症状(しびれ、発熱、排尿異常など)
- 日常の生活スタイルや職業
検査
- レントゲン検査(骨の異常や骨粗しょう症の有無)
- 血液検査(感染や内臓疾患の評価)
- 尿検査(腎臓や尿路の異常をチェック)
- 心電図(心疾患との関連確認)
- 超音波検査(胆のうや腎臓などの観察)
治療
- 筋肉痛・姿勢性の痛み:湿布・鎮痛剤・ストレッチ指導・リハビリ
- 神経痛:神経ブロックや内服薬
- 内臓疾患:原因疾患に応じて治療(必要に応じて連携医療機関をご紹介)
- 帯状疱疹:抗ウイルス薬、神経痛の緩和
- 圧迫骨折:骨粗しょう症治療と疼痛管理
再発予防のための生活改善や、整形外科でのリハビリにも力を入れています。
背中の痛みについてのよくある質問
Q1. 朝起きたときに背中が痛むのですが病気でしょうか?
A1. 姿勢や寝具が原因のこともありますが、長引く場合は脊柱の異常や内臓疾患が関係している可能性もあります。
Q2. ストレスでも背中が痛くなることはありますか?
A2. はい。ストレスや不安が筋緊張や神経の過敏さを引き起こし、痛みとして感じられることがあります。
Q3. 帯状疱疹は痛みだけで分かりますか?
A3. 初期は皮膚症状が出る前に神経痛だけ現れることもあります。疑わしい場合は早めの受診をおすすめします。
Q4. 背中の痛みと心臓の病気は関係ありますか?
A4. 左側の背中に痛みがある場合、心筋梗塞などの放散痛であることもあります。冷や汗や息切れを伴う場合は特に注意が必要です。
院長より
背中の痛みは、「筋肉の使いすぎかな?」と軽く見られがちですが、実際には多くの内臓疾患や神経の問題が関係している場合があります。
私たちフローラ太田小通りクリニックでは、整形外科・内科・泌尿器科の視点を組み合わせて、背中の痛みを幅広く評価し、根本的な原因を明らかにする診療を心がけています。
特に高齢の方や慢性的な痛みをお持ちの方は、無理せずご相談ください。地域の皆さまが安心して暮らせるよう、しっかりとサポートいたします。

