脂肪肝
脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が異常に蓄積した状態を指します。健康な肝臓では、脂肪の割合は3~5%程度ですが、それを超えると脂肪肝と診断されます。自覚症状がないことが多いため、健康診断などで偶然見つかるケースも少なくありません。しかし、放置すると肝硬変や肝がんといったより深刻な病気に進行するリスクもあるため、早期発見と適切な治療が大切です。フローラ太田小通りクリニックでは、内科専門医が患者さん一人ひとりの状態に合わせた丁寧な診療を心がけています。岩槻区にお住まいの皆様の健康をサポートするため、脂肪肝の早期発見・早期治療に力を入れていますので、お気軽にご相談ください。
脂肪肝の症状について
脂肪肝は、初期の段階ではほとんど自覚症状がないことが一般的です。そのため、健康診断などで指摘されて初めて気づく方も少なくありません。しかし、病状が進行すると、以下のような症状が現れることがあります。
- 倦怠感・・体がだるい、疲れやすい
- 腹部の不快感・・右脇腹あたりに鈍痛や圧迫感を感じる
- 食欲不振・・食欲がない、少し食べただけで満腹になる
- 黄疸・・皮膚や白目が黄色くなる(肝機能が著しく低下した場合)
これらの症状は脂肪肝以外の病気でも見られるため、自己判断せずに、気になる症状があれば早めに当院にご相談ください。
脂肪肝の原因について
脂肪肝の主な原因は、大きく分けてアルコール性と非アルコール性の2つがあります。
アルコール性脂肪肝
アルコールの過剰摂取によって引き起こされる脂肪肝です。アルコールを分解する際に肝臓に負担がかかり、中性脂肪が蓄積しやすくなります。毎日多量のお酒を飲む方や、長年飲酒の習慣がある方は、特に注意が必要です。
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)
アルコールをほとんど飲まない人でも発症する脂肪肝です。近年、食生活の欧米化や運動不足などにより、NAFLDの患者さんが増加傾向にあります。NAFLDは、さらに以下の2つに分類されます。
- 単純性脂肪肝・・肝臓に脂肪が蓄積しているものの、炎症や肝細胞の損傷が見られない状態
- 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)・・肝臓に脂肪が蓄積しているだけでなく、炎症や肝細胞の損傷も見られる状態。NASHは、肝硬変や肝がんへの進行リスクが高いため、注意が必要です。
NAFLDの原因としては、肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病が挙げられます。また、急激なダイエットや栄養不足もNAFLDの原因となることがあります。
脂肪肝の病気の種類について
脂肪肝は、原因や病状によっていくつかの種類に分類されます。
- アルコール性脂肪肝・・アルコールの過剰摂取が原因で起こる脂肪肝
- 非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)・・アルコールをほとんど飲まない人でも発症する脂肪肝
- 単純性脂肪肝・・NAFLDの中でも、肝臓に脂肪が蓄積しているものの、炎症や肝細胞の損傷が見られない状態
- 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)・・NAFLDの中でも、肝臓に脂肪が蓄積しているだけでなく、炎症や肝細胞の損傷も見られる状態。NASHは、肝硬変や肝がんへの進行リスクが高いため、注意が必要です。
- 薬剤性脂肪肝・・特定の薬剤(ステロイド、抗うつ薬など)の副作用によって引き起こされる脂肪肝
- 妊娠性脂肪肝・・妊娠後期にまれに発症する重篤な脂肪肝
脂肪肝の種類を特定し、それぞれの状態に合わせた適切な治療を行うことが重要です。
脂肪肝の治療法について
脂肪肝の治療は、原因となっている生活習慣の改善が基本となります。当院では、患者さん一人ひとりのライフスタイルや基礎疾患などを考慮し、最適な治療プランをご提案いたします。
食事療法
バランスの取れた食事を心がけ、カロリー制限を行います。特に、糖質や脂質の摂取量を減らすことが重要です。また、食物繊維を積極的に摂取し、腸内環境を整えることも大切です。当院では、管理栄養士による栄養指導も行っておりますので、食事に関するお悩みは何でもご相談ください。
運動療法
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を積極的に行い、体重を減らすとともに、インスリン抵抗性を改善します。1日30分以上、週3回以上の運動を目安に行うと効果的です。運動習慣のない方は、まずは軽い運動から始め、徐々に運動強度を上げていくと良いでしょう。通所リハビリやリハビリセンター・フローラとも連携し、患者さんの運動療法をサポートいたします。
アルコール制限
アルコール性脂肪肝の場合は、禁酒が原則です。NAFLDの場合も、アルコールの摂取量を減らすことが望ましいです。どうしてもお酒を飲みたい場合は、量を控えめにする、週に数日は休肝日を設けるなどの工夫をしましょう。
薬物療法
糖尿病や脂質異常症などの基礎疾患がある場合は、それぞれの疾患に対する薬物療法を行います。また、肝庇護薬(肝臓の保護や機能改善を目的とした薬)が用いられることもあります。当院では、患者さんの状態に合わせて、適切な薬物療法をご提案いたします。
料金について
当院では、脂肪肝の検査・治療において、保険診療を基本としております。初診料、再診料、血液検査、腹部エコー検査など、各種検査・治療にかかる費用については、窓口にてお気軽にお問い合わせください。
(自由診療となる場合)
当院では、患者さんの状態に応じて、自由診療となる治療もご提案しております。自由診療の場合、保険診療と比べて費用が高くなることがありますが、より専門的な治療や、最新の医療技術を受けることができます。自由診療をご希望の場合は、医師にご相談ください。
脂肪肝についてのよくある質問
Q1. 脂肪肝は放置するとどうなりますか?
A1. 脂肪肝を放置すると、肝硬変や肝がんといった重篤な病気に進行する可能性があります。特に、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は、肝硬変への進行リスクが高いため、注意が必要です。定期的な検査と適切な治療を受けることが大切です。
Q2. 脂肪肝は治りますか?
A2. 脂肪肝は、早期に発見し、適切な治療を行えば、改善する可能性が高い病気です。生活習慣の改善(食事療法、運動療法、アルコール制限など)を中心に、医師の指示に従って治療を進めることが重要です。
Q3. 脂肪肝の検査はどのようなことをしますか?
A3. 脂肪肝の検査では、血液検査や腹部エコー検査などを行います。血液検査では、肝機能の状態や、糖尿病、脂質異常症などの基礎疾患の有無を確認します。腹部エコー検査では、肝臓に脂肪が蓄積しているかどうかを画像で確認します。必要に応じて、CT検査やMRI検査を行うこともあります。
Q4. 脂肪肝の食事療法はどのようにすれば良いですか?
A4. 脂肪肝の食事療法では、バランスの取れた食事を心がけ、カロリー制限を行います。特に、糖質や脂質の摂取量を減らすことが重要です。また、食物繊維を積極的に摂取し、腸内環境を整えることも大切です。当院では、管理栄養士による栄養指導も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
Q5. 脂肪肝の運動療法はどのようにすれば良いですか?
A5. 脂肪肝の運動療法では、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を積極的に行い、体重を減らすとともに、インスリン抵抗性を改善します。1日30分以上、週3回以上の運動を目安に行うと効果的です。運動習慣のない方は、まずは軽い運動から始め、徐々に運動強度を上げていくと良いでしょう。当院では、理学療法士による運動指導も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
院長より
脂肪肝は、自覚症状がないことが多いため、ついつい放置してしまいがちな病気です。しかし、放置すると肝硬変や肝がんといった重篤な病気に進行する可能性もあるため、決して油断はできません。
当院では、内科専門医として、脂肪肝の早期発見・早期治療に力を入れています。健康診断などで脂肪肝と診断された方はもちろん、「最近、体がだるい」「お腹周りが気になる」といった症状がある方も、お気軽にご相談ください。
患者さん一人ひとりの状態に合わせて、最適な治療プランをご提案いたします。食事療法や運動療法などの生活習慣改善指導に加え、必要に応じて薬物療法も行います。通所リハビリやリハビリセンター・フローラとも連携し、運動療法をサポートできるのが当院の強みです。整形外科を受診した日に一緒に内科を受診することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

