貧血
貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンが少なくなり、身体の各組織に十分な酸素が行き渡らなくなる状態です。慢性的に疲れを感じる方や、めまい・息切れなどの症状がある方は、知らず知らずのうちに貧血になっているかもしれません。
フローラ太田小通りクリニック(埼玉県さいたま市岩槻区仲町1-12-27)では、内科を中心に、女性や高齢者の方に多い貧血に対し、的確な診断と治療を行っています。
貧血の原因
貧血は一つの病名ではなく、さまざまな原因によって引き起こされる「症候群」です。主な原因は以下の通りです。
1. 鉄欠乏性貧血
もっとも一般的な貧血で、鉄分不足により赤血球が十分に作られなくなるタイプです。
- 月経過多
- 妊娠・授乳
- 偏食・ダイエット
- 慢性的な出血(痔、胃潰瘍、がんなど)
2. 巨赤芽球性貧血(ビタミンB12・葉酸欠乏)
栄養不足や胃の手術後、アルコール多飲などが原因になります。
3. 慢性疾患に伴う貧血
腎臓病、リウマチ、がん、感染症などの慢性疾患がある場合にも貧血になります。
4. 溶血性貧血・再生不良性貧血など
赤血球が破壊されたり、骨髄で作られにくくなる疾患による貧血です。
貧血の症状
貧血が進行すると、以下のような症状が現れます。
- 顔色が青白い
- 立ちくらみやめまい
- 動悸や息切れ
- 倦怠感、集中力の低下
- 頭痛や耳鳴り
- 手足の冷え
- 爪が反り返る(スプーン状爪)
ゆっくり進行することが多いため、気づかないうちに体が順応してしまい、検査で初めて分かるケースもあります。
貧血の関連疾患
貧血は他の病気のサインであることも多く、放置は禁物です。
- 胃潰瘍や大腸がんなど消化器からの出血
- 子宮筋腫、子宮内膜症
- 慢性腎不全、膠原病
- 白血病や再生不良性貧血などの血液疾患
当院では、内科・泌尿器科・整形外科などと連携し、原因となる病気のスクリーニングも積極的に行います。
診察・検査・治療について
1. 問診と身体診察
- 月経、出産、食生活、服薬歴などをお聞きします。
2. 検査
- 血液検査(ヘモグロビン値、鉄、フェリチン、ビタミンB12など)
- 便潜血検査(消化管からの出血の有無)
- 腹部エコー(子宮筋腫や腎疾患の評価)
必要に応じて内視鏡検査や婦人科・消化器内科との連携紹介も行います。
3. 治療
- 鉄剤の内服や注射
- 食事指導(鉄分を多く含むレバーや小松菜、納豆など)
- ビタミン剤補充
- 原因疾患の治療(胃潰瘍の治療や婦人科疾患の対応)
鉄剤による治療は最低でも1~3ヶ月以上の継続が必要です。自己判断で中断しないようご注意ください。
貧血についてのよくある質問
Q1. 鉄分の多い食べ物は?
A1. レバー、赤身の肉、貝類、小松菜、ひじき、大豆製品などです。
Q2. サプリメントだけで改善しますか?
A2. 軽症の場合は可能ですが、医師の指導のもとで鉄剤を服用する方が確実です。
Q3. 生理の量が多いのが原因と言われました。婦人科も受診すべき?
A3. はい。子宮筋腫などの病気が隠れていることもあるため、婦人科との連携が必要です。
Q4. 貧血のせいでフラつくのか、めまいの病気なのか分かりません
A4. 貧血とめまいは併発することもあります。血液検査と神経系の評価で見分けていきます。
院長より
貧血は日常的な不調の一因となりやすく、「なんとなくだるい」「息切れしやすい」といった訴えの背景にあることも少なくありません。フローラ太田小通りクリニックでは、丁寧な問診と必要な検査で原因をしっかりと探り、患者さんにとって無理のない治療を提案することを大切にしています。
とくに女性や高齢者の方に多く見られる症状であり、生活の質を大きく左右するものでもありますので、気になる方はどうぞご相談ください。

